自己分析 2018年11月29日
みんなが気になる!GD面接における採用担当者の評価ポイントを徹底解説
そろそろ12月です。既にNHK「紅白歌合戦」の出場歌手が発表され、今週末は「M-1グランプリ」などなど、いよいよ年末といった感じでしょうか。就活生のみなさんにとっても、この後楽しいイベントが目白押しだと思いますが、ちょっとだけ「講師ブログ」にお付き合いください。
そろそろ冬季インターンシップの選考が本格的にスタートいたします。
冬季インターンシップは、その後に控えている本選考に直結していることが多く、ここで評価してもらった学生は、特別選考ルートに乗って早期内定をもらうこともあるようです。
そんな冬季インターンシップですが、ここ数年、ほぼ本選考並みの選考を課す企業が増えています。ESだけではなく、面接試験をやる企業もあります。
大手企業のインターンシップ選考で、GD面接がある
それもそのはず。学生に人気の高い某大手損害保険会社など大手企業のインターンシップ選考では、書類選考の後、GD(グループディスカッション)面接を課す企業もあるのです。企業側は「選考とは関係ありません」とは言いながら、それこそ本選考そのものといっても差し支えないでしょう。また、インターンシップに参加しなければ本選考を受けられないという企業もあります。
「げ、どうしよう…」と思った就活生のみなさんも多いと思います。そこで、今回の「講師ブログ」では、GD面接における採用担当者の評価ポイントを徹底解説いたします。
その前に、GD面接がどのようなものなのかを見ていきましょう。
GD面接とは、初対面の応募者が会場に集められ、制限時間内で出されたお題について話し合って結論を導き出すというものです。学生は、1つのテーブルに4名~8名程度集められます。企業によっては、集団討論という言い方をするところもありますが、GD面接と同じです。
GD面接では、個別面接に進める学生を絞り込む
GD面接は、面接の初期階層で行われることがほとんどです。初期階層=一次面接と捉えておいていただければと思います。
1次面接あたりですと、まだまだ応募学生が何百人、何十人と残っていることが多いようです。企業としては、本当は全員と会って面接したいところですが、さすがにそこまでの物理的な時間と人員を投入することが難しいようです。そこで、GD面接をやって、個別面接もしくは次の段階に進める学生を、効率よく絞り込むということになります。
では、そんなGD面接では、どんなところを採用担当者は見ているのでしょうか?皆さんが面接官なら、どんなところを見ますか?ちょっと考えてみてください。
協調性、主体性、声が出ている、礼儀正しい、リーダーシップ…などなど様々な意見が出てくるのではないかと思いますが、それらをまとめると、採用担当者の評価基準は…
社会性
ということになります。
では、社会性とはどのようなことを言うのか、もう少し掘り下げて見ていくことにいたしましょう。
社会性=集団の中で円滑な人間関係を築けるかどうか
社会性とは、集団の中で円滑な人間関係を築けるかどうかです。つまり、初めて出会った人たちとも積極的に関わり合うことができるかどうか、積極的に参加して活発な議論を行っているかどうか、ということになります。
これから皆さんが羽ばたいていく社会は、年代や価値観のちがう自分以外の誰かと関わり合いながら、成果を出すことが求められます。
たとえば、会社の会議で何も発言しないということは、そこから何も生まれないということになり、社内でも取引先の担当者とも積極的に関わり合えないということになります。GD面接は、そのような社会性を持ち合わせているかどうかを確認するために行うのです。
これとは反対に、協調性がない、主体積に議論に関わっていない、挨拶ができない、人の話を聞かない…などといったことは、当然、採用担当者の評価基準からは大きく外れることになりますよね。議論の内容とは関係のない、こうしたところで落選してしまっては、もったいないことです。
また、GD面接の独特の雰囲気に呑まれてしまって、本来の実力を発揮できずに落選してしまうのも、実に残念です。だからこそ、練習して、自分がどんな感じで見られているのか?を人事の視点で見てもらうことも、必要ではないかと思います。
▲就勝ゼミナールでは、本番さながらのGD面接演習もやっています
GD面接の評価基準がわかったら、今度は「お題慣れ」してどんどん演習を重ねていくことが大事です。そのGD面接選考では、どのようなお題が出されるのか、次回の「講師ブログ」でいっしょに見ていくことにいたしましょう。
今回もお読みいただきありがとうございました。また次回お目にかかりましょう。