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自己分析 2018年11月15日

成功したければ新聞を読もう!

この「講師ブログ」を読んでいただいている就活生の皆さんの中で、「成功したい」と考えている方は多いのではないかと思います。その成功がどのようなものなのかは、それこそ千差万別、人それぞれですが、「お金を稼ぎたい」「仕事で成果を上げたい」というのが、もっともわかりやすいかもしれません。

先日、新聞の切り抜きを整理していたら、あるコラムが目に留まりました。その一部分を就活生の皆さんにもご紹介いたします。

以前、一代で年商一千億円超の企業を築いた経営者に成功の理由を聞いたことがある。それは「毎朝、新聞を1時間以上読むこと」。その経営者は「新聞に仕事の種が落ちている」と力説していた(201891日付西日本新聞朝刊「花時計」より)

知り合いの経営者から聞いた話ですが、できるビジネスマンの方(特に経営者)は、新聞を見渡して「これは自分の仕事につながりそうだな」「自分の会社だったらどうだろう?」と常に考える習慣を持っているそうです。新聞を読んで時代の流れを先読みし、先手必勝でビジネスを仕掛けているということでしょうか。

実は新聞を読むことは、就活に強くなるということでもあると思います。その理由を4つ挙げておきましょう。

①語彙力がアップする

 語彙力がアップすると、ESに書くことばの幅が広がります。最近は、小論文・作文試験を課す企業も増えてきており、語彙力がなければ太刀打ちできないということもあるでしょう。そして、語彙力がアップすると、ちょっとかしこくなれて周りから一目置かれるかも!?

②面接に強くなる

 就活生のみなさんにとっての関心事は、やはりこれではないでしょうか。

 面接では「最近、興味関心を持ったニュースについて教えてください」といった質問が時折聞かれます。某地銀や某メーカーでは、一次面接(集団面接)で、必ずこの質問が出てきます。面接官がこの質問をする意図は「世の中の動きに関心を持っているかどうかを知りたい」からなのです。また、多くの面接官は「自分の企業の業界を志望しているのだから、その業界の動きに興味関心を持っていて当然だよね」とも思っているようです。

 実をいうと、多くの学生がこの手の質問を苦手にしています。

 それもそのはず、そもそも新聞やテレビのニュースをチェックしている学生は、そこまで多くはありません。増してや、そのニュースを見て「自分だったらどう思うか、どう考えるか」と思いを巡らすことも、そこまでないかもしれません。だからこそ、新聞を読むと、世の中の動きを知って、面接にも強くなると思います。

 逆に、新聞を読んでいて、希望する企業から内定を勝ち取った学生がいます。「就勝ゼミナール」の学生の声を紹介しましょう。

「私が内定をもらった某地銀は、一次面接が集団面接でした。面接は私を含めて5名。その中で『最近、興味関心のニュースは何ですか?』と聞かれました。私は、就勝ゼミナールで新聞の読み方を習い、世の中のことについて考えるクセをつけていたので、難なく答えられました。ちなみに、他の4名は、黙り込んでいましたよ。新聞を読み、考えるクセをつけていてよかったです」(九州産業大学・地銀内定女子)

「『メーカーを受けるなら、新聞を読んでおいて世の中の動きに関心をもっておくといい』と講師の方から言われていました。そうしたら、面接で『最近、興味関心のあるニュースって何かありますか?』という質問が出たのです。就勝ゼミナールでそういう習慣を身につけておいてよかったです」(西南学院大学・カーディーラー内定女子)

▲就勝ゼミナールでの「時事・一般常識」の授業風景(イメージ)です。ニュースについていろいろ考えたり、みんなでディスカッションしたりしています。

③世の中の動きを先読みできる

 新聞を読んでおくと、世の中の動きを先読みすることができます。

 たとえば、就活生にとっての関心事のひとつは、自分たちの就活がどのようなスケジュールで進んでいくのか?ということだと思います。いわゆる就活のルールは、日本経団連と安倍首相が決めています。

 ことし、その経団連のトップが交代しました。トップが代わると政策が変わります。プロ野球で例えていうと、監督が代わると采配が変わり、政治の世界でいうと、総理大臣が代わると政策が変わることと同じです。

 以前から「就活のルールを廃止してほしい」という声を上げる企業は多くありました。そして、私は、経団連の会長が交代することについて、新聞を読んで知っていたため、「これは会長が代わったら、就活に何かしら影響があるかも。就活ルールがなくなるかもしれない」と踏んでいました。そうしたら、経団連の中西会長から、就活のルールについて撤廃の提案が出てきたのです。

 結局、2022年卒の学生までは、いままでの就活ルールが守られることになったようですが、いずれにせよ新聞やテレビのニュースをチェックし、「こうなるかもしれない」と考えるクセをつけておくと、世の中を見る目が変わってくると思います。

④新たな仕事を獲得するヒントにもつながる

 新聞の経済欄を読んでいると、たとえば「東京でこういうことをやって成功しているから、福岡でもやってみたら成功するかもしれない」「他社がこういう動きをしているから、逆にこういう動きが出てくるかもしれない」といった考えを巡らすことができます。会社に入ったら、そういう情報を先輩や上司に報告したり、提案してあげると「なかなかデキる人だな」と思ってもらえるかもしれません。

というわけで、就活生のみなさん、今のうちから新聞を読んで考えるクセをつけておくといいですよ。みなさんの就活と入社後のビジネスでの成功に期待しています。