自己分析 2018年08月02日
就活生のみんなが夏休みにやっておくべき3つのこと
8月になりました。既に大学の定期試験を終えて、長い夏休みに入ったという人も多いのではないでしょうか。「さぁ、思い切り遊ぶぞー!」と思っている2020年卒のみなさん、ちょっと待った!来たる就職活動への準備はオッケーですか?既にインターンシップ選考がスタートしており、事実上就職活動がはじまっているのです。この夏休みをどう過ごすかが、その後の就活を大きく左右するといっても、言い過ぎではありません。
そこで今回は、2020年卒の就職活動生のみんなが、夏休みにやっておくべき3つのことをじっくりお話していきたいと思います。
ひとつめは、何といってもこれ。筆記試験対策です。
【その1:筆記試験対策】
「まだ先のことだから大丈夫」「売り手市場だから何とかなるのでは」と思っている人!たしかに売り手市場だから、以前よりは就職しやすくなっているかもしれませんが、みんなが行きたいと思っている大手企業は、相変わらず数十倍以上の高倍率です。そこで、応募学生を効率よく絞り込むために必ずといっていいほど筆記試験があります。
そう、「売り手市場」になっても、本質的な部分は、昔と何も変わっていません。筆記試験に合格しなければ、面接すら受けさせてもらえない企業はたくさんあるのです。筆記試験に通らなかったせいで、企業の人に会うことすら叶わないなんて、悔しいと思いませんか?
特に、私立文系、推薦や付属高校からの内部進学で大学に入学している人の中で、理数系を苦手にしている人はかなり多いようです。何を隠そう、WEB担当も数学がからっきしダメで私立文系に進み、採用試験でSPIやGABに散々苦しめられ、いくつもの可能性をつぶしてきましたから…。以前のブログでも述べましたが、筆記試験で差がつきやすいのは、SPIの非言語分野、GABの計数分野なのです。
理数系の分野は、できるまでにかなり時間がかかります。今のうちから毎日少しずつ準備しておくと、後がラクです。年明けからはESの提出に追われることになり、筆記試験対策は後手に回りがちになります。選考直前になって慌てて対策する人もいるようですが、ハッキリ言って手遅れではないでしょうか。「だからあれだけ言ったでしょう?」と小言のひとつでも挟みたくなります。
実はSPIだけではなく、作文・小論文、時事・一般常識などやるべき筆記試験の勉強は山ほどあります。
特に、新聞社、放送局、出版社などのマスコミ系企業を目指す人は、SPIよりも、むしろこれらへの対策に重点を置くべきでしょう。作文・小論文試験は、どの企業でも必ずありますし、時事・一般常識は、かなり細かいところまで聞かれます。日ごろから新聞やテレビのニュースに目を通しておくのは大前提ですので、月間「新聞ダイジェスト」「朝日キーワード」などをうまく使いながら、今すぐにでも対策をはじめてください。
これまでの「講師ブログ」では、筆記試験対策についてかなり詳しくお話してきました。それぞれの分野の詳しい対策は、以下のリンクでチェックしてみて♪
★筆記試験対策まとめ★
- SPI非言語:「文系学生のみなさん、この問題解けますか?ヤバイと思った人は、いますぐ対策をはじめましょう!
- SPI言語:「実はあまり差がつかない!?言語系 だからこそ、しっかり対策を」
- 時事・一般常識:「『最近興味関心のあるニュースについて教えてください』―この質問に自信を持って答えられますか」
- 作文・小論文:「最近急増中!作文・小論文試験 『泣き』を見る前に早めに対策しておいた方がいいですよ【前編】【後編】」
就職活動は、ある意味受験と同じです。特に筆記試験対策がそうではないでしょうか。やった分だけ自分に返ってきますので、ここはひとつ筆記試験の勉強にも時間を割いておくことをオススメしたいと思います。
【その2:経験を積む】
ここでの「経験を積む」というのは、インターンシップに参加する、アルバイトをしてみる、ボランティア活動をしてみるなどといったことも含みます。できれば、自分が一皮むけるような経験を積めると、履歴書やエントリーシートの「学生時代にがんばったこと」や「自己PR」に書けるネタが増えるのではないかと思います。少々嫌らしい話かもしれませんが、「ない経験は積む」しかないのです。
もちろん、それらの活動をするからには、目的意識や目標を持って参加すると、「学びの効果」やエピソードの中身そのものが断然ちがってくるでしょう。
「ESに書くエピソードがないんです…(泣)」とお嘆きの学生さんは、一定数いらっしゃると思います。だったら、エピソードは自分でつくってしまいましょう。繰り返しますが、「ない経験は積む」しかありません。
できれば、経験したことを「言語化」してまとめておくと、なおさらよいでしょう。就職活動の「はじめの一歩」は、自分の経験を「言語化」することです。最初からうまく書ける人はいません。はじめのうちは、ぐちゃぐちゃでもいいし、6割程度の出来で構いませんので、まずは書いてみることをオススメします。書いてみたものを、いったん就勝ゼミナールに持ってきて、プロの講師による添削やアドバイスを受けてみるのもいいかもしれませんね。
▲写真は講師による添削やアドバイスのイメージです
【その3:「社会人訪問」して未来へのヒントをつかもう】
夏休み期間中、一人暮らしの学生さんの中には実家に帰省するという人もいるのではないいでしょうか。また、実家から大学に通っている学生さんの中には、親戚一同で集まる機会があるという人もいることでしょう。この機会を利用して、効率よく「社会人訪問」してみると、未来へのヒントがつかみやすくなってくると思います。
「社会人訪問」は、俗にいうOB・OG訪問になりますが、手はじめに親御さんや親戚のおじさん、おばさんなどから色々な話を聞いてみるのもよいのではないでしょうか。特に親御さんや親戚のおじさん、おばさんは、最も身近な社会人の先輩といえます。彼らから「ぶっちゃけ、仕事ってどうなの?」という感じで聞いてみて、これからの就職活動のヒントにつなげていくのもよいでしょう。
もちろん、大学のOB・OGを訪ねてみるのもオッケー。相手は社会人で忙しいので、聞きたい質問は予め準備しておいて、限られた時間の中で聞きたいことをしっかり聞いて、情報を取ってほしいと思います。社会人訪問のやり方については、過去のブログでも解説していますので、是非読んでみてください。
▲社会人の方をお招きして、就勝ゼミナールにいながらにして社会人訪問ができちゃいます。写真は某大手旅行会社の社員をお招きした業界研究セミナーの様子です
もし、「部活もサークルもやっていなくて先輩がいない」「身近に聞ける人がいない」という人がいたら、就勝ゼミナールに遊びに来てみては。時々、卒業生が営業のついでや東京・大阪から帰省してきたときに、遊びに立ち寄ってくれます。
▲こんな感じで先輩(写真中央)とそのまま飲みに行くこともありますよ!
また、講師は、全員民間企業で働いたことのある経験豊かな人ばかりです。たとえば、こんな講師(非常勤含む)がいます。
・元大手航空会社勤務…大学でも教えた経験があります
・元大手航空会社のCA(客室乗務員)…専門学校でも教えたことがある2児の母!
・元損害保険会社勤務…高校生と中学生の2児の母でもあります
・元新聞社、印刷会社勤務…広告会社への出向経験あり
・元福祉関係勤務…相談支援業務が長いので、話を聞いてもらいたい人は是非!
などなど、個性派ぞろいです。気軽に遊びにいらしてくださいね。
このように、2020年卒みなさんが、夏休みにやるべきことは…
①筆記試験対策
②経験を積む
③「社会人訪問」して未来へのヒントをつかむ
の3つであることを解説してきました。
2020年卒のみなさん、遊ぶのは就活が終わってからでいいんです!いまのがんばりが、年明けからの就職活動にきっと実を結びます。就活は受験と同じです。今の時期に色々がんばっておくと、本当にいい就職活動ができますから、いっしょにがんばっていきましょうね!