自己分析 2018年05月17日
「就活がうまくいっていない」というみなさんへ 就活のポイントまとめ
5月が中盤に差しかかってきました。大型連休明けから内定の一報が続々届いており、2019年卒のペースの速さを伺い知ることができます。もちろん、複数内定を抱えて「どこに行こうかな…」というぜいたくな(!?)悩みを抱えた学生さんもいれば、既に就活を終了して、残った単位の取得や卒論、研究に入るという学生さんもいるようです。
そうはいっても、「なかなかうまくいっていないんです…」という学生さんもいるのではないかと思います。ここで、改めて就活のポイントをおさらいしておきましょう。ポイントは、ズバリ自己分析と企業研究です。これを読んでおくだけでも、スッキリすること間違いなし!
採用の目的=利益を出してくれる人物を採用すること
みなさんに質問です。そもそも企業(=民間企業)は、何をするところでしょうか?様々な答えが出てくると思いますが、民間企業とは、利益を上げていくところです。その理由は、利益を上げられなければ、会社は存続できない=倒産してしまうからなのです。会社が倒産してしまうと、当然、社員の給料は支払えなくなるし、社会貢献や納税もできなくなります。
では、利益というのは、いったい誰が出しているのでしょうか?お客様という答えが大半かもしれませんが、ここでは「利益を出す仕組みに貢献しているのは誰なのか」という視点で考えていきましょう。
例えば、一個のバッグが手元に届くまでについて考えてみましょう。バッグが皆さんの手元に届くまでに、何人もの社員の手が入っているのです。たとえば、商品のコンセプトを考える人、商品をデザインする人、工場で組み立てる人、商品を宣伝する人、販売する人などなど様々な社員の手が入っています。それらの社員さんの頑張りに対して、お客様(一般消費者)がお金(対価)を支払うことにより、利益が発生してくるのです。
ここまでくれば、もうおわかりですね。利益を出す仕組みに貢献しているのは、社員となります。採用とは、利益を出してくれる能力を持った人を採用することなのです。誰でもいいから、学歴がいいからという理由だけで採用するというわけではありません。
自己分析は、自分のことを面接官に伝えるために行う
そもそも、就活って、誰のことについて聞かれるのでしょうか?自分のことですよね。集団面接で、いきなり「隣のA君のことについて教えてください」とはならないはずです。もし、こういうことを聞かれたら困りますよね。就活では、自分のことについてしか聞かれません。自分のことを面接官に伝えられなければ、内定を取ることが難しくなります。面接では、応募者である皆さんが、自社で利益を出せる人物であるかどうかをESや面接を通じて見られるのです。
過去の経験について聞くことで、利益を出せる人物であるかどうかがわかる
先程、企業は、利益を出す能力を持った人物を採用することを確認しました。
では、企業がそうした人物であるかどうかを見極めるにはどうすればいいでしょうか?それは、過去に何をしてきたかを聞くことによって明らかになっていきます(能力の再現可能性)。
たとえば、「学生時代にがんばったこと」について面接で聞かれたとしましょう。「今までそんなにがんばってこなかったけど、入社してからがんばります!」というAさんと、「陸上部に所属していて、大会で自己ベストを更新しようと、毎日2時間練習をがんばってきた」というBさん、どちらが企業でがんばってくれそうでしょうか?Bさんですよね。Aさんは、本当にがんばってくれるかどうか、かなり怪しいと言わざるを得ません。
特に、個別面接になると、時間が長い分、時間をかけてみなさんの経験について掘り下げ、本当に利益を出せる人物であるかどうかを見極めていきます。だからこそ、自己分析や過去の経験の掘り起こしを行っておく必要があるのです。自己分析の詳しい話は、こちらをご覧ください。
企業研究=その企業についてわからないことを明らかにすること
自分のことについて理解が進んだとして、今度は企業についての理解を進めていく必要があります。自分が受けようとしている企業が、どのような企業なのか、よくわからずして受けるのって、かなり就活がやりづらいと思いませんか?その自分が受けようとしている企業について、まだわからないことを明らかにしていくのが、企業研究です。
多くの学生さんの企業研究は、採用ホームページや就職ナビサイトを見て「はい、おしまい」になりがちです。でも、それだけで企業のことについて、どれだけ理解が深まるでしょうか。
例えば、商品を出している企業なら、その企業の製品を実際に手に取ってみたり、店を構えている会社なら、店舗見学してみたり、といったところまでしてはじめて企業研究です。特に、食品系や化粧品系のメーカーなら「当社の製品を使ったことがありますか」「当社の商品についてどう思いますか」、銀行系なら「支店見学に行ったか」といったことが聞かれます。是非、その企業の出している商品、店舗、社員訪問などを通じて、企業への理解を深めておくことをおすすめします。そして、同業他社との比較をお忘れなく。企業研究についての詳しい話は、こちらをご覧ください。
いかがでしたでしょうか。これらのポイントを踏まえておくだけでも随分ちがうのではないかと思います。あとは、面接の練習をして、自己分析と企業研究がどこまでできているかを確認してみましょう♪
大学の就職課やキャリアセンターで、面接の練習も実施していますし、就勝ゼミナールでも、面接の練習セミナー(費用は無料です)をやっています。現役で面接官を務める講師や面接官の経験のある講師が、人事採用担当者の視点で、ひとりひとりにあった内容をフィードバックしていきます。選考の前に臨むのもよし、就活のポイントを講師に聞きに行くのもいいかもしれませんね。
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