自己分析 2018年02月15日
他人と比べられて不安です…心配御無用!面接官の評価ポイントを知って、集団面接を突破しよう
3月1日の就職ナビ解禁が、刻一刻と迫ってきました。既に選考を進めている企業も多く、最終面接に進んでいる学生さんもいるようです。くどいようですが、準備はOKですか?3月1日が「よ~いドン」のスタートではありませんよ。企業はどんどん動いています。
さて、採用試験では、必ずといっていいほど、書類選考の後に面接があります。選考の階層(=例えば、一次面接、二次面接といった選考の進み具合のことです)によって、面接の種類が異なるのです。まずは、イメージをつかんでいただくため、こちらの図で確認してください。
今回のテーマである集団面接は、一般的にいうと、初期段階の選考で実施されます。書類選考を通過した後の面接が、集団面接という企業、かなり多いのです。
平等性の担保が前提
集団面接(企業によっては、グループ面接というところもあります)とは、複数人数の学生が横にズラリと並び、面接官と向かい合う形で行う面接のスタイルをいいます。学生の数は、2名〜7名というところが多いようです。一方の面接官は、1名〜3名でしょうか。いずれにせよ、学生が複数人数ということを覚えておいていただければと思います。
面接官は、ひとりひとりの学生に、同じ質問をしていきます。例えば、集団面接で、学生が5名いたら、面接官がひとりずつに「学生時代にがんばったことを教えてください」といった感じで質問し、情報収集していくという感じです。不平等にならないよう、平等性を担保するのが、集団面接の大前提となっています。
内容よりも「見た目」で判断されてしまう
例えば、次の選考が集団面接というケースを考えてみましょう。全体の時間が30分で、学生の数は5名です。集団面接は、平等性を担保するという観点からすると、ひとりあたりの面接時間はどれくらいになるでしょうか。
全体の時間30分÷学生5名=ひとりあたりの面接時間6分
ということになりますね。ひとりあたりの実質的な面接時間は、たった6分です。果たしてこの短時間で、面接官は学生から聞きたいことを掘り下げて聞けるのでしょうか。おそらく、難しいのではないでしょう。そうなると、どうしても、質問の形式が一問一答式にならざるを得ません。
ということは、内容よりも、内容以外の部分、すなわち「見た目」といった非言語の部分で、ある程度判断されてしまうことになってしまいます。
誤解のないように申し上げますが、ここでいう「見た目」とは、イケメン、かわいい、美人でなければならないということではありません。そんなことを言っていたら、大変なことになってしまいます。
面接官への「見た目の3分野」を意識しよう
では、どのような「見た目」なら、面接官に「いいね!」といってもらえるのでしょうか。ポイントは、以下の3分野です。
①第一印象
具体的にいうと、以下3点に集約されるでしょう。
◯明るさ=笑顔
◯元気=声の大きさ。必要以上に大きな声を出す必要はありませんが、面接官にハキハキと聞き取りやすい声で話すことが大事です
◯素直さ=名前を呼ばれたら、「はい!」という素直でハッキリとした返事を行う
みなさんの部活動、サークル、アルバイト先にいる後輩って、どのような人なら「かわいい」と感じますか。おそらく笑顔で、元気で、素直な子ではないでしょうか。これは就職活動にもそのままあてはまります。まちがっても、暗い、陰気、へそ曲がり(斜に構えている)という学生は、採用されません。
②返事・挨拶・礼儀
新入社員として入社するみなさんは、すぐに仕事ができるわけではありません。新入社員の仕事のひとつは、礼儀正しく挨拶することです。極端な話、挨拶がきちんとできていない学生を、すぐに落としても構わないという面接官は多数います。私も同じです。
挨拶がろくにできない人を客前に出せますか。おそらく「ノー」でしょう。私淑する、元プロ野球監督の野村克也さんも、「挨拶は憲法よりも大事」と著書の中で言い切っているくらいですから、挨拶がいかに大事なのか、おわかりいただけるのではないかと思います。
③立ち居振る舞い
姿勢に気をつけてください。特に背の高い男子学生は、要注意!背筋の曲がっている人、思いのほか多いです。背が高い分、余計に目立ちます。もちろん、かかとを引きずり、摺るようにしてダラダラ歩くといったことも、NGです。
もちろん、内容も伴っていることが大事ですが、「見た目」で落とされてしまうのは、本当にもったいないことだと思います。社会人として、人として基本的な部分ですので、手を抜かないようにしてください。
「自分は自分」の気持ちで臨もう
集団面接では、こういう不安が出てくるのではないでしょうか。
「横に偏差値の高い大学の学生がいると気後れします」
「『全国大会で優勝した』『海外に留学していた』といったすごいエピソードを話されてしまうと、『自分は大したことない』と思ってしまいます」
そう思うのも無理はないですよね。私もこういう経験があるので、みなさんの気持ちが痛いくらいわかります。
でも、よく考えてみてください。偏差値の高い学生やすごいエピソードを持っている学生と同じ「舞台」にいられるということは、それだけ皆さんに見どころがあるということなのです。面接官は、皆さんから話を聴きたいからこそ、面接に呼んでいるのです。もし、大学名やエピソードで選別されているようであれば、そもそも面接に呼ばれません。是非、「自分は自分」と割り切って、自分の言葉で自分のことを、熱意を持って伝えましょう。
あの独特の雰囲気に慣れることが大事
どういう形であれ、集団面接を経験した人は、口を揃えてこう言います。
「あの独特の雰囲気に呑まれる」
そうなのです。いきなり本番の集団面接に臨めば、それこそ「大やけど」してしまいます。山登りに例えれば、いきなりエベレストへの登頂を目指すようなもので、それはそれで大変なことになってしまいますよね。
是非「あの独特の雰囲気」に慣れておくことをおすすめします。大学の就職課やキャリアセンターが主催する集団面接対策講座のようなものがあれば、是非積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
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