自己分析 2017年12月28日
就活生のみんなが「年末年始休暇でやるべき3つのこと」
2017年、残すところあと3日となりました。就勝ゼミナールは、本日12月28日(木)で仕事納めです。ことしも「講師ブログ」をお読みいただきまして、ありがとうございました。
さて、いよいよ新年の足音が近づいてきました。年が明けると、いよいと本格的な就職活動戦線の火ぶたが切って落とされます。この年末年始、もちろん、家でゆっくり…というのも、一年の疲れを取るうえでは大切です。とはいうものの、年明けから就活が本格的にスタートすることを考えますと、比較的時間に余裕のある休暇期間をどう過ごすかが、大きな鍵となるでしょう。
そこで、今回の「講師ブログ」は、就活生のみなさんが「この年末年始休暇でやるべき3つのこと」についてお話ししていきます。まず、やるべき3つのことは、こちらです。
①筆記試験対策
②自己分析
③社会人訪問
以下、それぞれ解説していきます。
【①筆記試験対策】
「もう耳にタコができるくらい聞きましたよ」という声が聞こえてきそうですが、声を大にして言います。筆記試験対策はメチャクチャ大事です。
毎年、「筆記試験対策を、もっとしっかりやっておけばよかった」と嘆く学生さんを、山のように見ています。その声を聞く度に「だからあれだけ『きちんと対策しておきなさい』って言ったでしょう?」と言いたくなりますし、そうした声を二度と聞きたくありません。
みなさんが行きたい、狙っている大手・有名企業では、十中八九、筆記試験を実施します。筆記試験の種類は、企業によってまちまちですが、最も多いのは、SPIでしょう。ここ十年近く、パソコンを備えている会場に出向いて受験する「テストセンター」が主流です。その他、時事・一般常識、小論文・作文を課す企業もあります(ちなみに、小論文・作文試験は、大学入試センター試験に記述式問題を導入するのに合わせ、これから増える可能性が高いでしょう)。
こうしたSPIを実施するねらいは、ズバリ「足切り」です。一定の学力、もとい業務で必要な国語力や論理的思考力に乏しい学生には、「来てもらわなくて結構」と企業側は考えています。いくら人手不足で「売り手市場」とはいえ、採用する基準を必要以上に下げようとは考えていません。少々冷たい言い方になりますが、これが現実です。
筆記試験に合格しなければ、面接選考に進むことはありません。泣いても笑ってもそこで終わりです。また、実際、会社説明会の後に、抜き打ちでSPIを実施する企業もあります。耳を疑うような話かもしれませんが、私が就活生だった十数年前ですらそうでした。
面接選考を受けられずに落とされるのって、みなさんはどう感じますか?「そんなの嫌だ」と少しでも感じたら、今すぐ筆記試験対策を行ってください。筆記試験を甘く見てはいけません。企業は、わざわざコストをかけてまで筆記試験をやります。詳しくは、こちらの「講師ブログ」もチェックしてみてくださいね。
【②自己分析】
就職試験で、誰のことを聞かれるのでしょうか?―他ならぬみなさんご自身のことですよね。冷静に考えれば当たり前のことでしょうが、まずはここを確認しておきましょう。
面接で自分のことについて聞かれるのに、そのことを答えられなかったとしたら、いかがでしょうか。では、なぜ自分のことについて聞かれても答えられないのでしょうか?
それは、自分の中に「情報」を持っていないから
なのです。ここでいう「情報」とは、以下のことを指します。
・過去にどのような経験をしてきたのか(エピソード)
・過去の経験でどのような能力を発揮し、企業にどう貢献(=利益を出す)できるのか
・自分が何を大切にしているのか、企業選びの基準は何か(価値観)
・将来取り組みたい業務
といった具合です。詳しくは、自己分析のやり方について解説したブログも読んでみてください。
面接では、自分のことについてしか聞かれません。そうであるならば、自分を知り、自分についての情報を持っておいた方がいいですよね。まずは、自分自身の経験を振り返ることからはじめてみることをオススメいたします。
【③社会人訪問】
年末年始で、特に実家に帰省する学生さんにおすすめしたいのが「社会人訪問」です。
年末年始は、一家全員が揃うだけではなく、親戚のおじさん・おばさん、年上の知人と会う機会があるのではないかと思います。これは、ある意味でまたとないチャンスです。
というのは、親戚のおじさん・おばさんは、社会人の先輩です。ご両親とお話する機会はあっても、親戚のおじさん・おばさんとお話する機会は、そうそうないのではないでしょうか。せっかくの機会なので、是非色々と聞いてみると、視野が広がるのではないかと思います。
では、どんなことを聞けばいいのでしょうか?
まずは、肩肘張らずに、「自分の聞きたいことリスト」をつくってみましょう。そのうえで、聞かなくても分かること、聞かなければわからないことに分けてみると、効率よく聞きたいことが聞けるのではないでしょうか。この機会をとっかかりにして、本格的な「社会人訪問」にチャレンジしてみるのもいいでしょう。もちろん、ここでお話しした内容は、自宅から通っている学生さんにも有効です。「社会人訪問」については、こちらでも解説しておりますので、是非読んでみてください。
▲就勝ゼミナールでは、社会人の卒業生と直接触れ合える機会もあります。写真はイメージです。
ことしの「講師ブログ」は以上です。みなさん、けがや事故のないよう、気をつけて年末年始をお過ごしください。新年の「講師ブログ」は、2018年1月4日(木)から再開いたします。次回は、「◯◯◯◯◯◯◯◯を制する者は、就活を制す」という内容です。
それでは、みなさん、よいお年を!