自己分析 2017年06月29日
インターンシップフェアの取説!合説の回り方やポイントを解説します!
6/1に19年卒対象のインターンシップが解禁されました。
2019年卒を対象としたインターンシップフェアが各地で開催されています。インターンシップフェアと言っても、その形は、就職ナビ解禁後の合同説明会とほとんど同じ。これから就職活動を始めていく、大学3年生や院1年生のみなさんにとっては、本番の模擬体験といったところでしょうか?
合同説明会は何を聞いてくればいいですか?
どうやって回ったらいいですか?
とりあえずノリで来てみたけど、何をしたらいいんですか?
と質問をもらうことが多くあります。今日は、その合同説明会について、一緒に見ていきましょう。
そもそも合同説明会とは何でしょうか?
正しくは「合同企業説明会」と言い、大きな会場に複数の企業(約300社程度)が集まり一斉に企業説明がされる会のことを言います。会社ごとの「ブース」が準備され、学生のみなさんは、そのブース内で企業説明を聞きます。今や、就活の風物詩ともなり、毎年、就職ナビ解禁日には、合同企業説明会の様子がニュースなどで取り上げられているので、みなさんも一度はテレビで観たことがあるかもしれません。
「合説」とも略されることがある「合同企業説明会」ですが、企業、学生の双方にメリットがあります。
両者のメリットとして、一度にたくさんの「出会い」があるということです。
企業としては、多くの学生に自社のことを知ってもらえるチャンスですし、学生にとっては、興味がある企業、ない企業、両方を一気にみることができるというものです。
ただ、合同説明会で聞ける説明内容には限りがあります。1日に複数回の説明を行うために、一回の説明時間が短く設定されているからです。そのため、「HPを観ればわかる内容しか説明してもらえなかった。合説は意味がない」という声もよく耳にしますが、少し見方を変えてみましょう。
合説は、一度にたくさんの企業に会えるチャンスです。きっとその合説の会場には、興味がある会社だけではなく、「今日初めて名前を知った」という会社もあると思います。そのような企業ブースに積極的に入っていって話を聞いてきてほしいと思っています。
今、皆さんが知っている企業数はどのくらいありますか?5分くらい時間をとって、自分が知っている企業名を書き出してみてください。30社以下という人がほとんどではないでしょうか?現在、日本全国に382万社の法人企業があると言われていますが(総務省HP)、皆さんが知っている企業はきっとそのうちの30社程度です。その数字を見るだけでも、企業についてほとんど何も知らない状態だと言えるでしょう。
合説はその「知らない」企業に出会えるチャンスです。しかも、自分で予約をして、会社まで訪ねて行って説明を聞く「単独説明会」とは違い、同じ場所に企業側から出向いてきてくれています。その場を使わない手はありません。
私は、学生のみなさんから「合説はどう回ったらいいですか?」と質問をもらったときにはいつも「自分の興味がない企業、その日に初めて名前を知った企業ブースに行っておいで」とお伝えしています。「どんな素敵な出会いがあるか分からないよ」と。本当に興味があって、「この企業はエントリーしよう!」と決めている企業は、合同説明会ではなくて、単独説明会に行くべきです。そのほうが、たくさんの情報が取れますし、質問もしっかりできます。
ポイント1 合説では、初めて聞いた名前の企業ブースに積極的に入ってみよう
合説では、興味がない企業を積極的に回りましょう、という話をしましたが、もちろん、興味のある企業の話も聞いてみてください。ただしその時には、事前準備が必要です。興味があるということは、事前に企業研究ができるはずです。お伝えした通り、合説での企業説明の時間が短い分、HPに載っている情報程度しか収集できません。だからこそ、事前にHPを観て、3つほど質問を準備しておきましょう。そして、説明が終わったら、手をまっすぐ挙げて質問をしてきてください。
説明会の目的は、ただ会社の話を聞きに行くのではなく「聞かなければ分からない情報を収集すること」にあります。それはすなわち「質問をする」ということです。事前に3つほど質問が準備できていれば、「何か質問はありますか?」と聞かれてドキドキする必要もありません。
興味のある会社のブースに入っていくのであれば、それは事前に企業研究をして、質問を準備しておくことが必要です。
ポイント2 興味のある企業の説明を聞くときには、事前に質問の準備を忘れずに!!
どこのブースに入ってみればいいかが分かった後は、合説を回るときに持っておくと便利なグッズのご紹介です。
ズバリ、「バインダー(クリップボード)」と「クリアファイル」のセットです。
合説では、机が準備されていないところがほとんどで、椅子に座って話を聞くだけになります。でも、しっかりメモを取って聞いておく必要があります。そんな場所で活躍するものが「バインダー」です!バインダーが一枚あるだけで、とてもメモが取りやすくなります。また、超人気企業の説明を聞くときには、ブース内に入ることができずに「立見席」で説明を聞くこともあります。その場合は、立ったままメモを取る必要があるので、こちらでも、バインダーが役立ちます。クリアファイルは、もしその場で応募書類などの汚せない書類をもらった場合のことを考えて準備しておくといいでしょう。これは合説で使うというよりも、単独説明会などで使うことのほうが多いかもしれません。
ポイント3 合説には、ちょっと厚めで丈夫なバインダーを持参しよう!
「知らない企業こそ積極的に説明を聞く」「机がなくてもメモが取りやすいバインダーを持っていく」の次は、「どうやって回るか」を解説します。合説会場には、一度に多くの学生が集まるので、自分の就活レベルを知ることができるという利点もあります。説明を聞いた後に、隣の学生がハイレベルな質問をしたり、臆することなく社員と話をしているのを見れば、どんな人達が自分の「ライバル」になるのかを知ることができると思います。これから始まる就活では、こんな人達と同じステージで集団面接を受ける必要があるんだと、知れるだけでも自分の行動が変わるきっかけになるかもしれません。
だからこそ、合説は、一人で行くことをオススメします。もちろん、合説会場まで友達と行っても構いませんが、合説会場では、一人で動けるようにしておきましょう。一人でブースに飛び込んで、一人で質問をする、一人で社員に話しかけて、一人で隣の学生に話しかけてみる、そんな「一人」の行動が、就活の時に必要な力を作っていきます。友達と一緒にいると「説明を聞いてみたい」と思った企業に「行きたい」と言えなかったり、質問したいことがあっても手を挙げにくいこともあります。入口までは友達と同じ、「じゃぁ、〇時にここでまた集合ね」と時間を決めて別行動をすると良いと思います。
ポイント4 合説は「一人」行動が基本!友達とは入口で別れよう!!
いかがでしょうか?合説に関して少しは明確になりましたか?
合説は、たくさんの企業の説明が一度に聞ける絶好のチャンスです。この機会を逃す手はありません。特に、夏季インターンシップでは、まだ自分の志望業界や企業が絞られていない状態だと思います。だからこそ、いろんな企業に「興味を持って」説明会に臨んでほしいと思います。夏のうちにたくさんの業界や企業を知れれば知れるだけ、自分の「未来の選択肢」が増えていきます。選択肢が増えていけば、自分の未来をより豊かに出来るチャンスになるということ。自分の未来にワクワクしながら合説を楽しんでみてくださいね。
次回は、合説を回った後の「夏季インターンシップ先企業の選びかた」について解説します。「もっと話しが聞きたいな」と思った人のための「夏季インターンシップ準備セミナー」も開催中です。いつでもお気軽に参加してみてくださいね。