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自己分析 2017年01月24日

「モハ」「クハ」って一体何の意味?知ってトクする電車豆知識①

「あのー。電車の車体とか車内に書いてある『モハ』とか『クハ』って何ですか?何か意味があるのでしょうか?」

えー、自他共に認める乗り物好きの講師・平山。最近、他の講師からこんな質問をよく受けるようになりました。そこで今回は、知ってトクする電車豆知識①と題して、この疑問にお答えしたいと思います。

実はこうした記号、きちんとした意味があるのです。
JR(旧国鉄)のみに適用されるルールなのですが、日本全国を隈なく走るJRの列車は、就活生のみなさんにとっても身近な存在であるはず。知っておくと、いっしょに通学する友達に「ドヤ顔」できるかも?それでは、早速見ていきましょう。

【電車の場合】

実は鉄道車両って、ひとくくりに電車と言われてしまうのですが、実は電車、機関車、客車、気動車(ディーゼルカー)、新幹線、貨車などといったカテゴリーに分けられるのです。ここでは、皆さんにとって最も身近な「電車」について見ていきましょう。架線から電気をもらって、走るものですね。

たとえば、JR九州鹿児島本線の通勤電車・817系3000番台だとこんな感じになります。

CIMG9440

クハ816-3006(赤マルで囲った部分)

もはや意味不明のこの記号(暗号?)。まず、カタカナ部分の「クハ」を、ひとつひとつ分解するとこうなります

ク=駆動車(=運転台・コントローラーがついている車両のこと。ほぼ先頭車です)

ハ=普通車(ちなみに、イ=一等車、ロ=二等車。現代なら「グリーン車」、ハ=三等車。現代なら自由席や指定席などにあたります。イ=一等車は、今のところJR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」にしかつけられていませんので、名実ともに日本一豪華な列車となります。ことしの6月にデビューするJR西日本の「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」にも、イの記号がつきます)

この他「モハ」とか「サハ」といった記号もみたという方もいるのではないかと思います。

「モハ」のモは、モーター車の”モ”です。モーターが床下に積んでありますので、他の車両よりも振動が大きく、音もにぎやかですね。「サハ」のサは、車両と車両の間に差し込むの”サ”です。他にもいろいろありますが、一般的なものはこのあたりです。きりがないので、このあたりでいったん止めておきます。

みなさん大丈夫ですかぁ~?ついてきてくれていますか~?

これがわかれば、明日から電車に乗ることが楽しくなるかもしれません。

もし「こんな意味不明な電車の記号を見た!」という方は、ご一報ください。講師・平山がお答えします。

「ところで、816-3006という数字にも意味があるのでしょうか?」
そんな声が聞こえてきそうです。そうなのです。実はこの数字にも意味があります。その謎解きは、次回の「講師ブログ」にて。