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自己分析 2014年12月01日

自己分析「自分のやりたいこと~将来像・夢~」編

自己分析「自分のやりたい事」編

 

11月は「自己分析」についてお伝えしてきましたが、テーマの最後は「自分のやりたい事(夢)」編です。

「出来ること(能力)」と「大切にしたい事(価値観)」のポイントについては、過去2回分のコラムで復習してくださいね。

 

さて、自己分析では「自分のやりたいこと(夢)」を考えることが大切です。大学を卒業し、社会に出ると実に40年以上もの時間、自分の力でお金を稼ぎ生活をしていかなければなりません。そのために仕事があります。仕事は、生活をしていく為だと言っても、やはり「いやいや」仕事をすることと「やりたい」仕事をすることを比べれば、誰であっても「やりたい」仕事をしていくほうがいいと考えるでしょう。

 

幼い時から憧れの職業があり、その目標に向かって高校・大学を進んできた人もいると思います。しかし、「なんとなく」高校に進学して、「なんとなく」大学に進んできた人もいると思います。就職活動時期に学生から聞かれるのは「将来自分のやりたいことが分かりません」「夢ってなんですか?」というような言葉が多くなってきました。このコラムを読んでくださっている皆さんの中にも、自分のやりたいことが明確に決まっていますという人のほうが少ないのではないでしょうか?

 

「自分のやりたいこと(夢)」は、どうやって見つけるのでしょうか?その方法は2つあります。1つ目は、自分の【過去】を知ること、そして2つ目は、【社会人にたくさん会って話を聞くこと】です。

 

1つ目の自分の【過去】を知ることですが、「夢が見つかりません」という学生の多くは、「自分のやりたいこと(夢)」を何もないところから見つけようとしています。これは、多くの就職活動生が勘違いをしているところです。自分の未来を漠然と想いながら「何がしたいのだろう」と考えていても答えは見つかりません。自分の未来を考えることは、自分の過去を見つめ直すことから始まります。

 

例えば、

・幼い時に好きだったことは何ですか?

・ほめられた経験、人に喜ばれた経験、人の役に立てたと感じた経験

・何かを達成して嬉しかったこと、今まで大事にしてきたこと、

・アルバイトや部活、サークルの経験

・「これ」が続くといいなと感じたことはありますか?

・仲間と一緒にいるときと、一人きりで作業をしている時のどちらが楽しいですか?

 

 

などなど、今まで過去に自分が行ってきたことを出来るだけたくさん思い出してみましょう。過去の経験でやりがいを感じたことや嬉しかったことに近いことが、これから自分の仕事になっていけば、その仕事は「やりたい」仕事だと思いませんか?その想いが「将来やりたいこと(夢)」につながっていきます。未来のヒントは過去にあります。

 

2つ目の【社会人にたくさん会って話を聞くこと】ですが、社会人と話をすることで、「仕事へのやりがい」や「なぜその仕事を選んだのか」などの情報を得ることが出来ます。情報は未来へのヒントです。「こんな大人になりたい」「こんな大人にはなりたくない」など、社会人の話を聞きながら自分は将来どうなっていきたいのかを考えていきましょう。

 

最終面接の面接官は、それまでの人事担当者から会社の経営者へと変わります。会社の経営者は、誰よりも会社のことを大切に想い、そして、その会社の未来のことを考えている人です。そんな経営者が担当する最終面接を突破するためには、この会社に入社をして何をしたいのか、なぜ他社ではなく、この会社でなければならないのかを、明確に伝える必要があります。自分のやりたいことが分かっていなければ、経営者に対して言葉で伝えることが出来ません。

 

自分の過去を振り返り、自分がどんな時に、嬉しかったのか、やりがいを感じたのか、などを少しずつ言葉にする、また社会人に会って話を聞きながら、自分はどういう大人になりたいのかを考えていく、そうしているうちに未来に対するアンテナが立ってきます。未来へのアンテナが立つことで、街で働く人を目にしたり、TVで紹介されている企業の話を見たりする中でも情報が取れるようになり、社会人として自分はどんな人生を歩んでいきたいのかが分かってくるのです。

 

将来、自分が何をやりたいのかは、一日や二日、考えて答えが出るものではありません。ある朝、目が覚めて突然明確になっているものでもありません。今から少しずつ考えておくことで徐々に形になってくるものであり、言葉にすることが難しい「未来」のことだからこそ、今から少しずつ、真剣に考えておくことが大切です。

 

11月は「自己分析」をテーマにお送りしました。いかがでしたでしょうか?自己分析には終わりがありません。就職活動を通して、ずっと自分と向き合っていくものです。しかし、ずっと向き合っていくものだからこそ、真剣に考えれば考えるほど満足度の高い人生を送ることが出来ます。自己分析は難しいものですが、非常に重要なものです。もし自己分析の壁にぶつかったときには、いつでも連絡をください。カウンセリングをしながら一緒に進めてみましょう。

 

さて、少しずつ企業が動き出す12月は「就活マナー」に関してお話をしていきます。

 

文責:就勝ゼミナール 講師 中尾えがお